上の記事を読まないと全体的な概念を正確につかみきれないと思うので、まずはこちらをどうぞ。
せどりで利潤を出す方法
せどりは多くのビジネスの中でもビジネスモデルがかなり単純な部類である。
安く買って、高く売る。
この単純な法則をどのように実現していくか、というのがせどりをやる人が考えるべきポイントである。
何を仕入れるか、ということを一番初めに考えると思うがそれを考えるためには何がどのくらいの値段で売れるのか、ということを考える必要がある。
ただ、世の中には無限に商品があるため、ある程度あたりを付ける必要がある。
そもそも、仕入れ値と売値の価格差がどう生まれるのか、ということが分かればあたりを付けることができるのだ。
「価値」で仕入れて「使用価値」で売る
モノの値段の決まり方は一般的に経済学で習うのは、「需要と供給によって」というものである。
学術的に正しくはあるのだが、売る人と買う人が1人ずつの場合にしか成り立たない。
一般的には、製造者→小売業者→消費者の流れで品物が流通する。
このため、現実世界では需要と供給の話はあまりあてにならないのだ。
では、なにで価格を決めるのか。
モノの価値で決めるのである。
もっと具体的に、資本主義的な話で言うと、「その商品にはどれくらいの労働力が詰まっているのか」で価格を決めるのである。
野菜などの農産物の例を考えるとわかりやすい。
豊作の時は安くなるし、不作の時は信じられないくらい値段が上がる。
不作の時は、農産物一つ当たりの労働力の量が増えるため、値段が高いのである。
この記事においては「価値」=商品に詰まっている労働力の量である。
なぜ、ブランド品は高いのか
ただ、この話にはブランド品や宝石には当てはまらないように思える。
確かに、供給が少ないので値段が高いというのはあるかもしれないが、一般的には「ブランド品を選ばなければならない理由」はないので、需要はそれほど多いとも思われない。
ではなぜ高いのか。
熱狂的なブランド信者がいるからだ。
その人にとっては、あるブランドのカバンは、給料2ヶ月分であっても安いと感じるものなのである。
誰がどのくらい時間とお金をかけて作ってくれたか、ではなく「どのブランドが出しているカバンであるか」に意味を見出している。
これが「使用価値」の正体である。
「使用価値」の上限はない
「価値」を高めるためには、たくさんの人員を動員して多くの時間を掛ける必要があるため、必ず上限がある。
しかしながら、「使用価値」には上限がない。いわば、その人が払える上限が上限である。
オークションと同じだ。
そこにどれだけ労働力が詰まっているかは「使用価値」の文脈では一切関係ない。
だから、「価値」で安く仕入れて、「使用価値」で高く売ると儲かるのだ。
「価値」が少なく、「使用価値」が高い商品とは
「価値」と「使用価値」の価格差が大きいのはズバリ、化学薬品と機械類である。
この2種類の商品の製造側は、法律の観点からも初期投資の観点からも小さい企業が参入するにはハードルが高すぎる業界である。
完成品を作っているのは、ほぼ大企業しかいないため、「価値」としてはかなり低い。
規模の経済のおかげである。
ただ一方で、この2つは世の中にはなくてはならないものである。
つまり、「使用価値」との差は大きくなる。
加えて、「価値」が高いという先入観を持ちやすい。
つまり、たくさんの労働力を詰め込んで作っていると勘違いされている。
実際にはほとんどロボットが作っているにもかかわらず。
だから、大きな価格差をとることができるのだ。
おすすめはどっち?
ズバリ、おすすめは機械類である。
化学薬品は法律的な規制が多すぎて、せどりには向かない。
テキトーにやっていると普通に前科持ちになってしまう。
一方で、機械類は売る側としての規制はほとんどない。
その中でも、腕時計がかなりいいと私は考えている。
実際に、始めてから約1年たった今では粗利で20万~30万/月を達成している。
結論
ビジネスの基本は「価値」で仕入れて「使用価値」で売るである。
どのビジネスでも変わらない。
せどりはそれを一番実践しやすいビジネスである。
下記記事に、実際に私がやっている方法について詳しく解説しているので是非読んでみてほしい。
おはり
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