ポルノ・エロ動画を見れば見るほど、人生の生産性は低下していく

講義

私のオナ禁の流派は原理主義である。
つまり、オナ禁中はあらゆる射精は一切禁止であるし、夢精であっても出てしまった場合には日数がリセットされる。

また、ポルノいわゆるエロ動画と呼ばれている類のものを摂取するのも一切禁止である。
なぜならば、多かれ少なかれカウパーに混じって精子が排出されているからだ。

これは、私のオナ禁の目的が人生を豊かにすることであるからだ。
お金の面でも対女性の面でも。

この考えの根底には、「オナニーをすると人生の生産性が下がる」という思想がある。

今回はこれについて、経験と科学の両面からアプローチしていきたい。

オナニー後の体調面の変化

オナニーをすることによってどのような変化が体に表れるのだろうか。

個人的には時系列順で以下の変化が現れると感じている。

①気分の落ち込み、疲れ、脈拍の上昇

②寝つきの悪化、睡眠の質の低下

③眼精疲労による頭痛や倦怠感

④食欲不振または過食

⑤倦怠感による集中力の低下、やる気の低下

⑥体の乾燥やニキビの出現

⑦おさまらない性欲

1回のオナニーによってこれだけのことが2日、ひどいときは1週間にわたって続く。

また、オナニーによって性欲が搔き立てられてしまっているため負のループに陥る。

この状態のときには精神的にかなり頑張らないと何かをやり遂げることは難しい。

つまり、常に体調が悪いまま日常を送っているのだ。
これで高い生産性を得るほうが難しいのではないか。

オナ禁していない人は気が付けない

ただし、以上のことは私が思い切ってオナ禁を始めてからわかったことである。

オナニーを自分の思うままにやっているときには気が付けない。

やる気がないのはおそらくやりたくないからだろう。
眠いのは遅くまで起きているからだろう。
乾燥したりニキビができるのはそういう季節だからだろう。

オナニーが生活の一部である人はそのように感じるのだ。

だからどれだけオナニーが健康を害しているのかということを感じるためにも一度オナ禁を試してみてほしい。
まずは1週間でいい。

1週間でもかなりきついが、ぎりぎり耐えられると思う。

ぜひやってみてほしい。

科学的調査による生産性の変化

ここからは以下の書籍「Man (Dis)connected(邦題:男子劣化社会)」に記載されていたことを中心に書いていく。

2014年にベルギーで行われた調査によると、エロ動画を他の子と比べて高頻度に見ている人はテストの成績が良くないということが判明した。

これは単に、エロ動画を何時間も見ているせいで他のことに取り組む時間を奪われているためというわけではなさそうだったとのことである。

エロ動画という快楽に対する刺激度の高い映像に没頭することは、他の事象に対して没頭することへの意欲を著しく低下させるという認識吸収効果があるということも示されている。

さらに、他の事柄に対する集中力を奪われることによって多動的にふるまうようになり、結果として成績が低下するということも考えられている。

エロ動画の手軽さは現実世界の複雑さから逃避させる

個人的に最も深刻であると考えているのが、エロ動画によって現実世界に嫌気がさしてしまうということだ。

エロ動画の世界では、さえない主人公が妖艶な女性と偶然の運命的な出会いをし、あれよあれよという間にセックスに持ち込まれる。

さらに相手の女性というのは現実世界にはめったにいないような美貌とプロポーションで、ひたすらにエロく動き続ける。

これらの流れがものの15分から30分で行われるのだ。

スマホを開いて検索をすればすぐにこの快楽を手にすることができる。

しかし現実の女性は何を考えているのかはわからない。
相手の心を読もうと頑張りながら会話をし食事をし、心を開いてくれたと思ったら口説く。

それでも相手がこちらを受け入れてくれるかわからないし、受け入れてくれたとしても表面上は「簡単に折れないぞ」という気概を見せてくる。
そこで突撃してみないと本当のところはわからない。

そもそも、アプローチしているのは自分だけであるとは限らない。
その人には過去の恋愛というものもある。
未来へのロードマップも持っているかもしれない。

とにかく複雑なのだ
色々な事象が複雑に絡み合い、単純には快楽を得るには至らない

単純に聞こう。
複雑な方と手軽な方、どちらがいいだろうか。

画面の中からの刺激では何も生まれない

快楽、という意味では確実にエロ動画に軍配が上がるだろう

しかし、人生ということで考えるとエロ動画からの快楽は悪でしかない

コロナ禍によって、リアルに人と関わることの大切さを痛感した人は多いのではないだろうか

寂しさはオンラインでは埋められない、ということもそうだしコミュニケーションは最終的には対面のほうがいいということも。

エロ動画によって、それらに対する意欲が一切合切奪われてしまうのだ。

結論

基本的に人間は動物の一種であるため、短期的な快楽を求めてしまうものである。

これは動物の本能である。仕方がない。

しかしながら、より人間的な(ほかの動物たちとは違った)生き方にするためには、オナ禁は必須の事項なのである。

エロに簡単に触れることができるようになったからこそ、エロとは距離を置くべきなのである。

人生を豊かにするのはエロ動画でも、オナニーでもない。

おはり

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